2016年7月9日土曜日

インヤンコラム 7 #ヨガノート

野草の力 〜 


先日はお友達と一緒に里山巡りしてきました。
そこで野草を頂いたので、今日は野草について書いてみようと思います。
わたしの住んでいる千葉県ではいま
・からすのえんどう
・ハルジオン
・どくだみ
・よもぎとせり(そろそろシーズンが終わりますね)
などが食べれます。
そのまま頂くもよし、料理人で自然を愛して止まない友人は
「野草は天ぷらにするとなんでも食べれるよー」 と言っていました。
今回感動したのは、そばのスプラウト
知り合いの畑で見つけたのですが、植えてないのにどこからか種が飛んで来て?
または何かにくっついてきて?ジャガイモの畑の中で共生しすくすくと育っていました。
アーユルヴェーダの書籍を多く出されいる稲村晃江先生は、先日の日本アーユルヴェーダ学会で
「日本人は日本で育った野草で治療をしていく必要が大切だ」 とおっしゃっていました
例えば、 ふき (苦味に解毒効果)
     くず (花は二日酔いに良い)
     菊の花、つゆくさ(下熱効果)
     アマドコロ (健胃、強壮剤)などなど
ヒマラヤのヨガ行者さんは
草の根やおおむぎなんかを食べて高山で修業されているんですって
わざとストレスがかかる所に行き自己修業されるんですね。
小食で野草の力でヨガを行じる、行者さんもすごいですが
ヒマラヤの山を登れるくらいの力が出る野草ってなんだか魅力的に思えませんか
ヒマラヤの行者さんみたいに
その場所の物を頂くってとっても大切なんですよね、そして活力が出る。
身土不二って先人さんからの智慧があるように
いま住んでいる場所の物を頂けばそれなりのその場所にあった健やかさがついてくるんです。
ヨガは、
本来の自分の姿と理想の自分の姿をつなげ
人や食物と丁寧に向き合い
人と自然の調和
人と世界の調和
を志す事でもあると思うんです。
気候の変動(エルニーニョ)も人の欲からきていたりしているって思うところもあるので
これからはもっと自然とバランスを取った人間の行動が必要なのかなと思います
まずは自分に出来る事
食事を頂く=命を頂くとき、自分と同じ世界に生きていた命
それが野草でも、スーパーで買った野菜でも
ほんとにありがとう ありがとう と思い そしてあじわって
必要な分量だけいただく
みなさまの愛で 自然とも、人とも調和した日々を過ごせますように